韓国vsヘッジファンド、反撃の狼煙か玉砕攻撃か?
- author: graduatertk
- 2006年11月30日
久々に経済ネタでも。
北朝鮮をめぐる6ヵ国協議で揺れる朝鮮半島ですが、もう1つ地味に韓国経済を崩壊させかねない事態が起こっているんですねぇ。
どんな状態かを簡単に書くと、1997年〜1998年に起こった『アジア通貨危機』で韓国経済メチャクチャになって、日本に支援してもらってIMF(国際通貨基金)の管理国となってしまった時と同じような状態3秒前ってところです♪
会社が倒産するってのは、仕入れた商品の代金支払いや借金が返せなくなるのが基準な訳ですが、国家レベルで倒産(債務不履行:デフォルト)しちゃうってとこです。
ただ国を倒産させる訳にはいかないので、悪名高いIMFがしゃしゃり出てくるのです(ぇ
今回の韓国の件は、ヘッジファンドが為替を利用して金儲けしていて、韓国政府はヘッジファンドと対決しなければいけない訳です。
しかしながら韓国政府は対決どころか迷走していて、むしろ金儲けの手伝いしちゃってるんですね。
それに加え、韓国国民やメディアの多くはこの状態の意味を理解していないorz
韓国の通貨は「ウォン」って言うんですが、現在の危機的状況では「ウォン高ドル安」であって、GDPをドルで計算するとウォン高になればなるほどGDPは増えちゃうんですが、それに大喜び・・・。
それ、喜ぶところちゃうよ(;´Д`)
では詳しく説明していく前に、最低限のおさらい。
・為替とは
日本は「円」、アメリカは「ドル」、ヨーロッパは「ユーロ」とそれぞれの国・地域にそれぞれの通貨があることは知ってますよね。
為替っていうのは、国内外問わずお金の送金・受取をすることを言います。
特に外国との取引を外国為替といい、ニュースで為替といえば外国為替のことを示します。
異なる国の通貨を交換し合う訳ですから、何円と何ドルを交換し合うか決めなければなりません。
最近円とドルは「1ドル116円前後」で取引されています。これを為替レートといいます。
為替レートの決め方は市場原理によって決まっていて、円が欲しい人がいれば円が値上がり(円高ドル安)して、ドルが欲しい人がいればドルが値上がり(円安ドル高)します。
*変動相場制・固定相場制、国際収支云々はややこしくなる&そこまでの知識は説明に必要ないのでスルーします( ̄▽ ̄;
ところで円高になったり円安になったりすると、どのようなことが起きるのか。
・・・暗記一覧表です↓(ぇ
・円安のメリット/デメリット
輸出企業に有利、輸入企業に不利
・円高のメリット/デメリット
輸出企業に不利、輸入企業に有利
日本は資源に乏しいため、資源を輸入して加工し高付加価値をつけて輸出しているので、輸出に有利な円安が好ましいわけです。
韓国の場合は日本以上に輸出頼み(一部の財閥グループ頼み)な経済のため、より輸出の方が好ましい状況であります。
基礎知識はこの辺で、実際に韓国で何が起きているのか。
ヘッジファンド(通称ハゲタカ)がウォンを買いまくってウォン高になる。
(1ドル1000ウォンでウォン購入)
↓
韓国当局が輸出に有利なウォン安にするためドルを買いまくる。
(1ドル900ウォンでドル購入)
↓
ヘッジファンドが950ウォンでドルを購入。
↓
本来1ドル1000ウォンだったのが1ドル950ウォンでドルを購入できるので、手元に1000ウォンあるヘッジファンドは残りの50ウォンで+sドルを購入できる。

これを何億〜何十億ドル単位でやっちゃう訳ですから、利益は莫大なものになります。
そしてこれを繰り返すうちにどんどんウォン高になってきているのです。
もちろん輸出頼みの韓国企業は大混乱。
1年間のウォン・ドルレート

では韓国はどのように対処すればいいのでしょう。
じつは日本でも2003年から2004年にかけて攻防があり、ヘッジファンドに大打撃をあたえた実績があるんですね。
円売り・ドル買い大規模介入 脱デフレへ“大勝負”
1日1兆円規模の大規模介入を行い、政府の資金が尽きたら"政府保有のアメリカ国債"を"日銀に"売却して200兆円を用意し介入を続けたのです。
これにより、ヘッジファンド2000社ほどが利益を上げられず潰れてしまったそうで・・・。
特に注目すべきポイントはアメリカ国債の日銀への売却です。
クリントン政権下で回復したアメリカの赤字もブッシュ政権の戦費増大によって再び増加し、大量の国債発行によってしのいでいます。
それを買い支えているのが日本であり、日本は大量のアメリカ国債を保有しています。
これを下手に売却しようものならアメリカ国債は暴落し、日本を含む世界恐慌がおきかねない品物であります。
それほど大規模な介入を仕掛ける覚悟がなければ跳ね返せないのですが、韓国政府のやっている行動は意味不明。
まるで機械的に一定ラインにくると一定の介入しか行わない。
パターンがまる分かりで、まるで「儲けて下さい」と言ってるようなもの。
5日間のウォン・ドルレート

さて昨日29日、そんなおバカな韓国政府がついに10億ドルのドル買い介入をしたそうです。
韓国当局、10億ドルのドル買い介入を実施したもよう=ディーラー
これが反撃の狼煙となるのか、それとも玉砕覚悟の最後の一撃なのか。
…たぶん無理(爆)
参照HP:■ピーノの独り言「韓国に忍び寄る通貨危機 -ワロス曲線-」
- graduatertk at 20:06
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